マーラー:交響曲第4番ト長調

久しぶりにマーラーの交響曲第4番を聴いた。演奏は末廣誠=都民交響楽団、ソプラノ:家田紀子(東京文化会館)。
12時から座席指定券に交換と書かれてはいたので、少し早めの開場20分以上前に会場に着いたのだが、その時点で既に4階の端の後の席しか残っておらず、かなり遠くからの鑑賞となった。
さすがにオーディションの厳しい団体のせいか、弦もなかなかで木管・ホルンの破綻もなく、安心して聴くことができた。家田さんは声の質がこの曲にはやや濃厚すぎる気もしたが、オーケストラともども優れた演奏だったと思う。
なお、今回の演奏会のプログラムには指揮者の末廣氏ご自身による、この曲の終楽章の訳詩が載っている。ご本人が、「マーラーの脳裏には、新たな童謡の創作、といった考えが常にありました。天国で楽しく戯れる天使の言葉は、天真爛漫で生き生きとしています。この空気が伝わるように、私は子供の言葉による訳詩を試みました。」とおっしゃっている通り、やさしい言い回しの文体で、今まで私がこの曲に抱いていたイメージとは全く違う世界を見たようで、認識を新たにさせられた。

この曲、私にしては珍しく一種類の演奏しか持っていない。ソプラノ:エディト・マティス、ヴァイオリン:ミシェル・シュワルベ、カラヤン=ベルリン・フィルによる演奏(DG/1979)。私にとってマーラー入門となったディスクで、発売された当時、その美しさに魅せられて繰り返し聴いたものだった。カラヤン自身もマーラーはずいぶん遅くなってからの取り組みだったが、残された録音(第4・5・6・9・大地の歌)の中でもこの曲は最も美しい演奏と言えると思う。もう何年も聴いていないが・・。

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