ベートーヴェン:交響曲第8番へ長調作品93

サンティ=N響の演奏でベートーヴェンの交響曲第8番を観た。
高木さんは今回2ndでほとんど映らなかったが、彼女のブログによれば、サンティの音楽作りはとても細かく、パート譜も自前で、「SANTI」の判が押してあるという(ブレスの位置や強弱の変更までパート譜に書き込みがしてあるとのこと)。また、茂木氏のブログには、「サンテイ配置」(12型対抗で、1st&2ndVnまったく同数だったらしいが私は気がつかなかった)により、オーボエの席からもコントラバスが凄く聞こえたとのコメントもあった。
私の印象としては、やや即物的というか淡々としたオーソドックスな演奏で、あの曲を「古典」寄りにとらえたアプローチのように聴こえた。ただ、第3楽章トリオのホルンのフレーズは、サンティの指示なのか個人的にはやや違和感があった。今井さんの演奏は見事だったが、あのフレーズ、最初の4小節は間に休符がないので隙間はあけずに演奏して欲しかったと思う。あと、不思議だったのはホルンのアシスタント。よく見えなかったが第2楽章でアシが代わって吹いていたように見受けられたが、トゥッティにもあまり参加せず意味不明な存在ではあった・・。
前後するが、今回のN響アワーは「ベートーベン~不滅の恋人への手紙~」という構成で、私も初めて聞く研究成果が語られていたが、確かに作曲家および作曲に関わるエピソードなどは、知らないよりは知っている方が曲への理解はより深まるかも知れない。が、別にそうした話を知らなくても曲への共感度合いに影響があるとも思えない・・。同じように、曲にタイトルがついているのも良し悪しで、親しみは湧くかも知れないが、逆にそれがイメージの固定化にもつながりかねない。音楽というものは絵画と異なり映像として目には見えない訳だから、その分、楽しみ方は聴き手の感性・受け取り方に任されており、結局は聴く側がどこまでイメージを拡げられるかということに依るのではないかと私は思っている。
それと、最初に演奏された「レオノーレ」序曲第一番、ほとんど演奏されることはないがなかなかの名曲と思った。確かカラヤン=ベルリン・フィルのディスクがあったはずなので今度聴き直してみようと思う。

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