YAMAHA/A-S2000

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この製品を見て、「懐かしい」と思う人は私と同世代のオーディオ・マニアの方だと思う。
1970年代後半、ヤマハのCA-1000Ⅲ、CA-2000という名プリメイン・アンプがあった。今回のA-S2000は、明らかにこれらの製品のデザインを受け継いでいる。
「音楽を聞く=イヤホン(ヘッドホン)で聞く」という世の中の今、ラジカセなどではなくちゃんとしたスピーカーで音楽を聴いている人というのはどれくらいいるのだろうか?
内閣府経済社会研究所による耐久消費財の保有状況調査結果によると、2002年のデータではまだ「ステレオ」というカテゴリー(定義は明らかではないが)は残っており、全国平均54.9%という数字になっている(この時VTRは79.6%の普及率)。おそらく現在はもっと下がっているのではないか。
とはいえ、大画面のディスプレイ(またはプロジェクタ)を中心にしたオーディオ・ヴィジュアルの一環(サラウンドも含む)として、音楽も楽しんでいる人はそれなりにいるのではないかとは思う。が、あくまでも音をメインとした「ピュア・オーディオ(死語かも?)」の愛好家は激減していると思われる。
1970年代はピュア・オーディオ全盛期だった。上記ヤマハのA級動作プリメイン・アンプであったCA-2000は、当時158,000円という高額商品だったが、さすがにあの頃としては密度の高い良い音を出していた。まだCDプレーヤーが普及する前の話で今から思えば大変懐かしい。レコードも一枚2000円と、当時の物価に比べればひじょうに高価なもので今のCDのバジェット・プライスは夢のような価格とも言える。反面、ありがたみはずいぶん少なくなってしまったが・・。
20年近く、このジャンルから遠ざかっていたヤマハが再びこのような製品を出してきたという背景には、時間とお金を十分持っている団塊の世代を中心とするシニア層の潜在的なニーズに応えようとする戦略が見える。
最近は、そうしたシニア層が「初めての楽器」に取り組む例も多く、各教室も盛況と聞く。カメラにしても楽器にしてもオーディオにしても、積極的に取り組む趣味としては奥が深い。ことによると、再びオーディオ・ブームが来るのではないか、と個人的には考えている。

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