シューマン「春」&ベートーヴェン「田園」

来年4月の演奏会で「春」を演奏する。
私にとってシューマンのシンフォニーというのは初体験。聴き手としても、シューマンという作曲家はあまり馴染みがなく、これから勉強しようという段階である。
http://zauberfloete.at.webry.info/200609/article_8.html
CDは、カラヤン=BPO(DG)、クーベリック=バイエルン放送響(CBS)くらいしか持っていなかったため、今回、メータ=WPh(DECCA)、バレンボイム=シュターツカペレ・ベルリン(Teldec)などを揃えたのだが、それに加えて今回ウルフ=フランクフルト放送響のディスクを購入した。レーベルはhr-musik.deというフランクフルトのhr(Hessischer Rundfunk)がプロデュースしているもの。「田園」とカップリングされており、録音はシューマンが2001年、ベートーヴェンは2002年、いずれもフランクフルト・アルテオパーでの収録。なお、2曲のイメージ(太陽、緑、チューリップ、雲と稲妻・・)をイラスト化したジャケットも大変洗練されていて美しい。
ヒュー・ウルフ(Hugh Wolff)は1953年パリ生まれ、両親はアメリカ人。ハーバード、パリ音楽院でピアノ、作曲、指揮を学び、1979年、ロストロポーヴィチの助手(ワシントン・ナショナルSO)としてスタート、ニュージャージーSO、セント・ポール室内O、などを経て1997年よりフランクフルト放送交響楽団の首席指揮者となる。
ウルフの演奏、私はセント・ポール室内Oとのハイドンしか知らないが、それが大変素晴らしい演奏だったので今回も期待して聴いた。
http://zauberfloete.at.webry.info/200707/article_3.html
シューマンは、いたってオーソドックスな演奏でオケ(特にフルート)も上手く、大変好感の持てる演奏だった。第3楽章のテンポというか歌い方がやや不安定(それを狙った演出なのかも)なのが唯一気になったが、それ以外は妥当なテンポ、美しいバランス、適度にロマン的で申し分ないもの。
「田園」は期待を上回る新鮮な名演。編成はさほど大きくはなく、全体的にやや速めのテンポ。クリアな表現というかメリハリがしっかりしており、考え抜かれたバランスで、時に強調されるフレーズが心地よく響く。また、現代的というか新鮮というか、音楽づくりがこれまでにはあまり他に類のなかった演奏でひじょうに惹きつけられる。聴き終わって、「音楽」というより「幸せな気分」が心に残る演奏だった。

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