サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番~その2(CD比較)~

この曲のディスクがどのくらい出ているのか知らないが、下記の他に、パールマン、チョン、デュメイ、ヘルシャー、カントロフ、千住などのディスクがあるのは知っている(私は持っていないし未聴)。私が持っているのは以下の通りである。今回一通り聴き直したので簡単なコメントを添える。
●グリュミオー/ロザンタール=コンセール・ラムルーO(PHILIPS/1963/パリ)
さすがにグリュミオー、音色の美しさと格調の高さ、センスの良さは抜群。オケはいかにもフランス的で精度は高くないが味わいはある。金管の強奏にはやや閉口、もちろんバソン。
●アモイヤル/ハンドレイ=ニュー・フィルハーモニアO(ERATO/1977/ロンドン)
堅実な演奏だが、特に終楽章、ソロとオケがややかみ合わない。木管は典型的なイギリス・スタイル。
●チョー・リャン・リン/T.トーマス=フィルハーモニアO(CBS/1984)
ヴァイオリンはしっとりした音色ながら情熱的、オケも雄弁でなかなか好感持てる。
●ベル/デュトワ=モントリオールSO(DECCA/1988/モントリオール)
ベルは素直で音程も良く優等生的。オケも特に木管が上手い。
●アモイヤル/デュトワ=フランス国立O(DECCA/1993/パリ)
アモイヤルのヴァイオリンは旧録にくらべ柔らかい音色で美しい。オケはやや荒く、終楽章の金管のコラールはちょっと違和感を感じる。
●ショルツ/ラング・レスィング=ハンブルクSO(Victor/2000/ハンブルク)
ドイツ人の独奏者とドイツのオケによる演奏というのは、おそらくこれが唯一のディスクではないか。艶やかなヴァイオリン、終楽章は特に素晴らしい。そして一聴してそれとわかるドイツの管楽器。フランス的ではないが個人的にはこの演奏が最も好みと言える。

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