音と音楽

久しぶりに一日(といっても5~6時間)、音楽を聴いた。
楽器がなくては音楽ができないように、オーディオ装置がないと音楽を再生することはできない。その意味で、オーディオ装置は(聴き手の場合の)私にとっての楽器とも言える。楽器を演奏する人であれば、良い(高い?)楽器であればあるほど演奏の可能性が広がることはご存知だろう。オーディオにも同じことが言えて、良い装置であればあるほど表現の幅が広がることは間違いのない事実である。もちろん、それぞれに個性があることは言うまでもないが・・。
そして、楽器もそうであるように、オーディオもいつも万全の音で鳴ってくれるとは限らない。今日はかなり長時間鳴らした結果、パワーアンプも適度に温まり、CDプレーヤーも修理が終わったばかりなので(実は完全には直っていないのだが・・)、会心とは言えないが比較的良い音で聴くことができた。
http://zauberfloete.at.webry.info/200606/article_1.html
ちなみに、今日の室温は18℃、湿度:70%、気圧:1026hPa、天気は雨のち曇りから晴れ、と、コンディションとしてはやや重めではあった・・。
午前中から、今回はモーツァルトのピアノ協奏曲をまとめて聴こうと意気込んで聴き始めた。スタートは、第15番変ロ長調K450。せっかくなので27番までの13曲を最後まで、と思ったが、次の16番を聴き終わったところで、いつものクセが出てちょっと別の演奏を聴きたくなり、結局15番を2種類、16番も2種類の演奏を聴いてから、17番、18番、19番までたどり着くが、ピアノ協奏曲シリーズはここで断念、その後はモーツァルト:ポストホルンセレナーデからの2楽章、ゴールウェイの音を聴いたら、突然、「フィンガル」が聴きたくなり、その後、「イタリア」、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、「ヴェル・ヴェル」・・、という一貫性のない選曲で終了した・・。
聴いたディスクは下記の通り(モーツァルト:ピアノ協奏曲は別途記載予定)。
○モーツァルト:ポストホルン・セレナーデK320第3・4楽章/ベーム=ベルリン・フィル(DG/1971/GALLERIA)
○モーツァルト:ポストホルン・セレナーデK320/同上ただしOIBP盤
私の永遠のレファレンス・ディスク。
http://zauberfloete.at.webry.info/200602/article_20.html
午前中から、イギリスの室内楽団やウィーンのオケの音色をずっと聴いてきた耳には、やはりベルリン・フィルの音色はまったく異なる印象を受ける・・。木管群の、上手さはもちろん華麗さ、優雅さの面でこの演奏を超えるものはない。弦楽器も音色は暗いがしなやかで大変美しい。
今日はかなり良い音。コッホの音色がより硬質(良い意味で)に響いた。OIBP盤はやや全体が柔らかくなり聴きやすい。
○メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」/カラヤン=ベルリン・フィル(DG/1971/OIBP)
数ある「フィンガル」の中でも最高の名演。テンポ、バランス、歌い方、クライマックスへの持って行き方、そしてオケの上手さ、どれも申し分ない。やや録音が古くなったため強奏時の飽和が問題・・。ゴールウェイの笛の聴こえ方と、ティンパニの音色がポイント。OIBPで聴いたせいか、高弦はあまり荒れていなかったが、ティンパニの輪郭がややボケる傾向。
○メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」/カラヤン=ベルリン・フィル(DG/1973/OIBP)
カラヤン=ベルリン・フィルが絶頂期に残した唯一の「イタリア」。私が最も愛する演奏で、ディヴィス=バイエルン放送響、シノーポリ=フィルハーモニア、アバド=ロンドン響、他、ブロムシュテット、ショルティ、ドホナーニ、テンシュテット、マズア、ガーディナー、ストコフスキー、などなど限りなく持っているが、私にとってこれ以上の演奏は存在しない。
○リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(DG/1986)
カラヤン=ベルリン・フィルの新しい方。旧盤も素晴らしい演奏だったが、録音の良さではさすがにこちらに軍配が上がる。この2枚とウィーン・フィルとの録音(DECCA)があれば他のディスクはいらない。
○オッフェンバック:喜歌劇「ヴェル・ヴェル」序曲 カラヤン=ベルリン・フィル(DG/1980)
異色の一枚。カラヤンにとって唯一の録音で、かつ他にもほとんどディスクは存在しない(カンゼル=シンシナティ響、ワイル=ウィーン響しか私は知らない)。オッフェンバックらしい名曲で、最後の方で金管が音を外したりしているのだが圧倒的な名演。デジタル録音最初期の録音のため、やや全体的に分離が悪く音も固めなところが惜しい。

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