岩城宏之&メルボルン交響楽団/「アルプス交響曲」

NHK「思い出の名演奏」を観た。1987年の来日演奏会の記録とのことで、当時放送されているはずだが私は初めて観る映像だった。岩城氏はさすがに若かったが特製(?)のイスに座っていたのは何か体調のせいだったのだろうか・・。
さて、メルボルン響、一言で表現すればなかなか好演だったと思う。特にホルン、トランペットなどの首席奏者を始めとする金管群。あの難曲をほぼ完璧に吹き切っていた。また、ホルン・パートのアシスタントと連携して(交代でブレスをとる)フレーズをつないでいく演奏は当たり前とはいえ、大変効果的だった。印象的だったのは首席オーボエの女性。「日の出」の入りで音程が高かった時はドキッとしたが、「山頂」でのソロは見事だった。ティンパニの女性も少しセーブしていたようにも見受けられたが、サントリーホールではあれくらいでちょうど良いのだろう。
そして、岩城氏の指揮。全体的に丁寧できっちりした、楽団員からすると大変演奏しやすくわかりやすい指揮のように感じた。そのせいか、出てくる音楽も明快ですっきりしたリヒャルト・シュトラウスだったように思う。が、個人的には、カラヤンの演奏に接し過ぎたせいかもしれないが、特に「日没」以降、もう少し音楽のうねり、粘り、タメなどが欲しいという印象を受けた。
あと、「危険な瞬間」での岩城氏の指揮をぜひ見たかったのだが、カメラはファゴットの方を向いており見ることができず残念だった。
http://zauberfloete.at.webry.info/200605/article_5.html

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