オッフェンバック

今日、6月20日はオッフェンバックの誕生日(本論とは逸れるが、彼のブライアン・ウィルソンも今日が誕生日である)。
ジャック・オッフェンバック。彼はフランス人作曲家と思われがちだが、実はドイツ生まれのユダヤ人で、本名はヤーコプ・レヴィ・エーベルスト(Jakob Levy Eberst)、後にフランスに帰化。オッフェンバックというのは彼が生まれたドイツの地名、オッフェンバッハ・アム・マインから取ったものといわれている。
オッフェンバックが生まれたのは1819年、スッペ(1819~95)やヨハン・シュトラウス2世(1825~99)らと同世代にあたる。音楽史的には、オッフェンバックの音楽がシュトラウス・ファミリーに大きな影響を与え、ヴィーン・オペレッタの隆盛を導くことになるのだが、そうしたことはあまり認識されていない。
また、オッフェンバックの生きた時代というのは、ワーグナー(1813~1883)全盛期の時代であったが、そうした中でオッフェンバックの陽気で底抜けに明るい音楽は、民衆に圧倒的に受け入れられ、「シャンゼリゼのモーツァルト」と呼ばれることになる。

私はオッフェンバックの音楽を大変好んでいる。
「地獄のオルフェ」(日本では「天国と地獄」と呼ばれる)、「ホフマン物語」 、「美しきエレーヌ」、「ぺリコール」、「パリの生活」といったオペレッタはもちろん、序曲集、チェロ協奏曲なども楽しめるが、一枚選ぶとすれば、「パリの喜び」(マニュエル・ロザンタールがオッフェンバックの代表作から選りすぐったメロディーをポプリ風に編曲したもの)だろう。 この曲を聴けばオッフェンバックのエッセンスが短時間で簡単に味わえる。多くの録音が存在するが、何をおいてもカラヤン=ベルリンフィル(DG/1971)を超える演奏はない。この愉悦感をどう表現したら良いのだろうか。深い精神性はないかも知れないが、音楽はこうでなくてはならないという確信が感じられる演奏ともいえる。それはさておき、ここでのゴールウェイのフルートは理屈ぬきに素晴らしく、また美しい。

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