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ルオー大回顧展
出光美術館はずいぶん前に行ったきり(板谷波山展だったか)で、久しぶりに出かけたが、千代田線日比谷駅でどこの出口から出たら良いのかわからず、ずいぶん時間を取られることとなった。地上に出てからも国際ビルと帝劇ビルが同じ建物なのかどうか最後までわからなかった・・。 やっと辿りついた会場は、金曜夕方にしてはまあまあ空いていた。ちょうど会場での解説が始まったところでちょっと気にはなったが混雑の中で聞くのもあまり気が進まず、マイペースで観る。 今回の企画は、ジョルジュ・ルオー(1871〜1958)の没後... ...続きを見る

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2008/08/08 22:02
マティスとボナール〜地中海の光の中へ〜
マティスとボナール〜地中海の光の中へ〜 7/27までということで終了間際にやっと観に行くことができた。 マティスは私にとって大好きな画家。一方、ボナールは名前はもちろん知っていても、代表作は?とあらためて訊かれると答えられない・・。が、素晴らしい展覧会だった。 会場は神奈川県立近代美術館 葉山。逗子駅からバスで約20分、森戸海岸の少し先、大峰山の麓で海を臨む好立地にある。横須賀美術館をイメージしていたのだが似てはいるもののやや異なる雰囲気・・。 http://zauberfloete.at.webry.info/200712... ...続きを見る

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2008/07/27 22:20
コロー〜光と追憶の変奏曲〜
コロー〜光と追憶の変奏曲〜 コロー展を観た(上野国立西洋美術館)。 金曜の夕方にしては比較的すいており、余裕を持ってゆっくり観ることができた。人波をかきわけながら観る展覧会はやはり避けたい。 一言で表現すればかなり充実した展示であり、また構成・演出も優れ、単に森の風景画家にとどまらないコローの素晴らしさを実感できたように思う。 今回は、ルーヴル美術館所蔵の代表作品群を中心に、ジャン=バティスト・カミーユ・コロー(1796〜1875)の初期から晩年までの作品、およびコローの芸術に深い影響を受けたモネ、ルノワール、ド... ...続きを見る

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2008/07/18 22:47
エミリー・ウングワレー展
エミリー・ウングワレー展 金曜日、会社が終わったあとは、「一杯飲みに・・」というより、最近は美術展に寄ることが楽しみになってきた。 オフィスが赤坂に移転してからは、本当に短時間でどこへでも行けるので便利なことこの上ない・・。今日は当初、上野の「コロー展」に行こうかと思ったのだがやはり思い直して新国立美術館へ行くことにする。 乃木坂の6番出口を出たところで、「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展 7/2〜9/15」のポスターが目に入り、一瞬、エミリーの展覧会はもう終わってしまったのかと思ったが、結局、1階の展示... ...続きを見る

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2008/07/11 22:09
モディリアーニ展〜あの名作から、知られざる原点まで〜(新国立美術館)
モディリアーニ展〜あの名作から、知られざる原点まで〜(新国立美術館) オフィスのある赤坂は、東京の中心であることをあらためて実感している。 最寄り駅は千代田線の赤坂、銀座線/丸の内線の赤坂見附、銀座線の溜池山王なのだが、電車に乗ってしまえば、銀座、表参道は6分、渋谷は8分、新宿、麻布十番は10分、白金、六本木でも15分はかからないという便利さ。 先日も会社の帰りに竹橋、国立近代美術館に行った時も20分ちょっとで会場に着いてしまったし、今回は新国立美術館、会社を出てから、会場入り口まで何と10分少しで着いてしまった。 今まで、私は六本木から歩いていたのだが... ...続きを見る

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2008/05/24 14:01
モーリス・ド・ヴラマンク展
モーリス・ド・ヴラマンク展 どこで観たのか思い出せないのだが、ドラン、ヴラマンク、そしてデュフィなどが展示されていた展覧会で観たヴラマンクの作品がずっと心の奥に残っており、それ以来モーリス・ド・ヴラマンクは私の好きな画家の一人になっている。 先日、現在開催中の没後50年「モーリス・ド・ヴラマンク展」(損保ジャパン東郷青児美術館)に行って来た。 東山魁夷展はあまりにも混んでいたが、この展覧会は日曜の午後にしては大して混んでおらず、ゆっくり思う存分鑑賞することができた。やはり展覧会というのは空いている時にゆっくり観たい... ...続きを見る

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2008/05/15 22:04
東山魁夷展〜生誕100年〜
東山魁夷展〜生誕100年〜 先日の新日曜美術館(舘野泉氏の演奏に加え、「青」に焦点を当てた良い企画だった)を観て、「東山魁夷展」もあとわずかということを知り、会社の帰りに竹橋 国立近代美術館に寄った。生誕100年ということで、東山氏とカラヤンは同年(1908年)生まれだったということを初めて知る。 木、金、土曜は20時までということなのでそれほど混んでいないのでは、という楽観的な観測で会場に着いてびっくり。チケットを買うだけで長蛇の列。会場内も大変な混雑であまりゆっくり観ることはできず残念だった。客層(?)は大半が平... ...続きを見る

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2008/05/09 22:39
「名画の言い分」
木村泰司著(2007.7/集英社)、〜数百年の時を超えて、今、解き明かされる「秘められたメッセージ」〜というサブタイトルがついている。著者は西洋美術史家、「エンターテインメントとしての西洋美術史」をめざし、講演会、セミナー、イベント、エッセイ執筆などで活躍中という。 前書きの中で著者は、「美術は見るものではなく、読むものです」、「感性で近代以前の西洋美術を見ることなど不可能」、と言い切る。また、「画家が自由に自分の好きな絵を描くようになったのは18世紀以降のことで、それ以前の作品は、古代ギリシ... ...続きを見る

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2008/05/07 20:53
ルオーとマティス
ルオーとマティス 久しぶりに松下電工汐留ミュージアムに行った。 汐留エリアの開発が始まった最初の頃にオープンしたこのビルだったが、その後周辺の開発が進み、まわりの景色も一変してしまった。 今回は開館5周年、ルオー没後50年特別展とのこと。何週間か前の新日曜美術館で紹介されていたこともあり、ある程度の前提知識を持って臨むことができた。モローの元で知り合ったマティスとルオーは、お互いに尊敬し合いつつ友好関係を持ち続けたという。 「モローのアトリエ」、「アトリエのモデル/田園風景」、「サーカス」などのテーマ毎... ...続きを見る

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2008/05/05 18:01
「モディリアーニ〜仮面に秘めた人生〜」
国立新美術館で開催中のモディリアーニ展(〜6/9)にはぜひ出かけたいと思っている。 昨年のBunkamuraでの展覧会は妻ジャンヌに焦点を当てたものだったが、 http://zauberfloete.at.webry.info/200706/article_2.html 今回は、名作から知られざる原点まで、油彩、素描など約150点の展示で、国内では過去最大規模とのこと。 今日の新日曜美術館はモディリアーニ。 当初モディリアーニは彫刻家を目指したが、不治の病のせいでやむなく画家へ転進した... ...続きを見る

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2008/04/20 23:57
好きな画家
好きな画家 会社の近くの書店で洋書バーゲンをやっており、ちょっとのぞいてみると、ドガ、セザンヌ、モネ、クリムト、ロートレック、ムンクなどの画集がすべて半額だった。Grange Booksという出版社から出ている本で、比較的小型ながらなかなか装丁も立派で美しい本。どれも美しくて欲しかったのだが、しばらく立ち読みしていて結局購入したのはクリムトの画集。 ○Island on the Attersee(1901) ○Forest of Beech Trees I (1902) ○Garden with ... ...続きを見る

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2008/03/13 22:18
「ロートレック展 パリ、美しき時代を生きて」
「ロートレック展 パリ、美しき時代を生きて」 サントリー美術館は2回目なので大江戸線の駅を降りてからも迷わず着けるハズだったが、ガレリアまではすぐたどり着いたものの、エレベーターの乗り場がわからず結局エスカレータで3階まで上がることとなった。 金曜の夕方にしては比較的空いておりゆっくり観ることができる。先日の新日曜美術館で得た情報も鑑賞の助けとなった。 http://zauberfloete.at.webry.info/200802/article_1.html 入ってすぐに展示されていたのは「黒いボアの女」。油彩ではあるが比較的... ...続きを見る

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2008/02/08 22:42
「素顔のロートレック〜親友が語るモンマルトル青春記〜」
「素顔のロートレック〜親友が語るモンマルトル青春記〜」 現在開催されているロートレック展にはぜひ行こうと思っている。 http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/08vol01lautrec/index.html 今回の新日曜美術館は、「素顔のロートレック〜親友が語るモンマルトル青春記〜」というテーマで、ロートレックの生涯に迫る内容。番組としては、最近では飛び抜けて秀逸な企画だったと思う。 ロートレックの親友だったフランソワ・ゴージが書いた「LAUTREC MON AMI(我が友、ロートレック)」を台本に... ...続きを見る

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2008/02/03 11:05
北斎〜ヨーロッパを魅了した江戸の絵師〜
北斎〜ヨーロッパを魅了した江戸の絵師〜 新春はまず「北斎」からスタート(両国 江戸東京博物館)。 2005年冬に上野で開かれた「北斎展」ほど大規模ではないものの、点数も多く充実していた。今回の展示は、オランダ民族学博物館とフランス国立図書館が所蔵する、北斎とその弟子たちが描いた肉筆による風俗画の里帰り、ということで、第1部<北斎とシーボルト>でそれらをたっぷり観ることができた。保存状態が良かったのか極めて美しい色彩(鮮やか過ぎて違和感すら持つ)、西洋画の遠近法や陰影法を駆使したと思われる肉筆画で、北斎の新しい一面を見ることができ、特... ...続きを見る

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2008/01/08 21:51
ムンク展
ムンク展 小雨のパラつく肌寒い、ちょうど7月のオスロの気候を連想させるような午前中、上野の西洋美術館に行った。開館5分前に着いたのだが並んでいる人は予想に反して10人あまり・・。中へ入ってもかなりの人口密度の低さで、久しぶりにゆっくり思う存分鑑賞することができた。やはり、展覧会というのは、周りの人は数人くらいの環境で静かに観たい。 それにしても、何ごとも予習というものはより理解を深めるものだということをあらためて実感した。先日の新日曜美術館を見てからこの美術展を観るのと、何の知識もなく初めてこの展示... ...続きを見る

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2007/12/27 21:54
フェルメール 「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
フェルメール 「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展 クリスマス前の金曜ということで、東京ミッドタウンあたりは大変な混雑で人であふれていた。昼間、急に思い立ち、会社の帰りに六本木に行くことにするが、新国立美術館は夏に一度行っていることもあり迷わずに着く。展示期間中、最後の金曜ということで超混雑を予想していたが、意外に(想像よりは)空いており比較的ゆっくり観ることができた。混雑という意味では「モネ展」やダ・ヴィンチの時の方がもっと混んでいたと思う。 今回は、アムステルダム国立美術館所蔵の、フェルメール「牛乳を注ぐ女」を中心としたオランダ美術コレ... ...続きを見る

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2007/12/14 22:35
清宮質文展
清宮質文展 京急の額面広告でその開催を知り、突然のことに狂喜した。そして会場は開館以来一度は行ってみたかった横須賀美術館・・。 今はなき新宿の小田急美術館で2000年に開かれた展示が最後、その後銀座のミウラアーツなどで数点は観ていたが、久々のまとまった展示でありひじょうに期待して出かけた。 横須賀美術館は、木版画のほかガラス絵、水彩などを含む90点の清宮作品を所蔵しているとのこと。今回の展覧会では、これらの所蔵作品を中心に初期の油彩画や絶筆となったガラス絵なども交えた約110点の作品が公開されていた... ...続きを見る

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2007/12/10 20:54
「海を見ていた午後」
遠くランドマークタワーが霞み、房総半島の山もうっすらとそのシルエットを映し出す。浦賀水道の混雑は大変なもので、小さなボート、ヨットから大型の客船、貨物船などがひっきりなしに通っては消える。ガラス越しに行き交う船を眺めていると、ユーミンの「海を見ていた午後」の気分になった。 ...続きを見る

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2007/12/09 15:13
ムンク ひびきあう絵と絵
ムンク ひびきあう絵と絵 上野で開かれている「ムンク展」、絶対に観に行こうと決めてはいるもののまだ実現できていない。 ムンクの「叫び」他の作品は、この夏にオスロの国立美術館で観ているとはいえ、今回の展示は何としても観ておかなければならないと思っている。 新日曜美術展でムンク特集が放送された。ゲストは佐伯一麦さん(作家)と田中正之さん(武蔵野美術大学准教授)。 生、死、不安、愛というテーマを通じ、「生きるとは何か」という問いに生涯をかけたムンクの人生を追っていくという構成。作品のテーマが「死」から「生の肯定」へ... ...続きを見る

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2007/11/25 23:13
フェルメール
フェルメール 前回フェルメールを観たのは確か2000年、上野での「恋文」だったと思う。その時は平日の午前中に観たのだが大変空いており、ほとんど人がいない中でじっくりと鑑賞できたことを今でも覚えている。 現在開催中の新国立美術館はHPで見てもすごい混雑らしい・・。私も今回はあきらめていたのだが、先日の新日曜美術館を見てやはり行ってみようかという気になってきた。 「フェルメール つきぬ魔法の秘密〜“牛乳を注ぐ女”〜」というテーマで、有吉玉青、大橋巨泉両氏、そして檀ふみさんも今回はゲストとしてフェルメールの... ...続きを見る

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2007/11/21 22:26
浜口陽三名品選〜光の果物たち〜
浜口陽三名品選〜光の果物たち〜 久しぶりに「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」(日本橋蛎殻町)に行った。 浜口の得意としたモチーフである果物。レモン、とうもろこし、アスパラガス、ぶどう、そしてさくらんぼ・・。 カラーメゾチントによる独特の質感は、やはり本物と画集では、実演と録音以上に違う。画集の写真でもそれなりの美しさは再現できるのだが、実際の作品に接してみると、そのディテールのきめ細かさというか繊細さまでは再現できていないことがわかる。 それにしてもいつも感じることだが、浜口の作品は本当に静謐というか独自の世界に... ...続きを見る

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2007/11/20 21:11
有元利夫氏
「美の巨人 謎満ちた有元利夫のフレスコ!? 舞う人と花」(テレビ東京)を後半だけ観た。 有元は私の大好きな画家。「美の巨人」で採り上げられることはだいぶ前に知ったのだが、すっかり忘れており中途半端な視聴となってしまった・・。作品自体は何度も観ているし、画集も持っているのだが、さすがにテレビと感じたのは有元のアトリエの様子、彫刻家舟越桂氏のインタビュー、そして容子夫人の話。有元が亡くなってからまた絵を描き始めたという容子さん。爽やかでふっ切れたような笑顔は残されたものたちを優しく包み込んでくれる... ...続きを見る

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2007/11/10 23:08
フィラデルフィア美術館展
フィラデルフィア美術館展            ルノワール:「ルグラン嬢の肖像」(1875) 久しぶりに上野・東京都美術館まで出かけた。 「印象派と20世紀の美術」とサブタイトルがついた、アメリカ・フィラデルフィア美術館のコレクションから、47人の作品、77点の展示。 1.写実主義と近代市民生活:コロー、クールベ、ブーダン、マネ 2.印象派とポスト印象派:ドガ、ピサロ、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン、セザンヌ他 3.キュビズムとエコール・ド・パリ:ピカソ、ブラック、カンディンスキー、デュシャン他 4.... ...続きを見る

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2007/11/08 21:44
「セザンヌ 4つの魅力」展
「セザンヌ 4つの魅力」展 会社帰りに京橋・ブリヂストン美術館に寄ってセザンヌを観た。 T.自画像と妻の肖像:「帽子をかぶった自画像」ほか U.静物画:「鉢と牛乳入れ」、「砂糖壺、梨とテーブルクロス」 V.風景画:「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」ほか W.水浴画:「水浴」、「三人の水浴の女たち」ほか の4つのテーマに沿って、ブリヂストン美術館が所蔵するセザンヌの作品を中心に、ピカソ、ブラック、ルノワール、安井曾太郎、梅原龍三郎などの作品を織り交ぜた展示。 セザンヌといえばまず静物画とは思... ...続きを見る

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2007/10/19 22:35
東京ミッドタウン
東京ミッドタウン 遅ればせながら、やっと東京ミッドタウンに行った。外苑東通り側を通ったことはあるのだが、中へ入ったのは今回が初めて。 目的はサントリー美術館、「BIOMBO/屏風、日本の美」を観た。土曜の午後にしては比較的空いており、ゆっくり観ることができた。「ビオンボ」とはポルトガル語やスペイン語で「屏風」のことで、日本の屏風が南蛮貿易で輸出品として盛んに海を渡り、西欧にもたらされたことを示している言葉とのこと。今回は、平安時代の作品から東山魁夷の作品まで、また、海外からこの展覧会のために里帰りした作品も... ...続きを見る

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2007/10/13 23:41
浜口陽三氏
浜口陽三氏 さくらんぼ、蝶、レモン、西瓜、てんとう虫、という言葉から浜口陽三を連想する人はどれくらいいるのだろうか・・。 新日曜美術館は山田太一氏がゲスト、浜口陽三の魅力を熱っぽく語っていたが、氏もおっしゃっていたように、一熱狂的ファンとしては確かにもっと知られても良い、多くの人たちにその素晴らしさを知って欲しいと思う反面、他の人には知られずにそれを独り占めしていたい気もしたりする。 浜口が使ったメゾチントとは銅版画の技法の1つで、銅板の表面に一面に微細な点を打ち、微妙な黒の濃淡を作成する。こうして... ...続きを見る

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2007/09/10 22:01
ETV特集「日本人と自画像〜東京芸術大学 4800枚の証言〜」
もうだいぶ時間が経ってしまったが、8/19放送のETV特集「日本人と自画像〜東京芸術大学 4800枚の証言〜」(NHK教育22:00〜)について。 東京芸術大学では、黒田清輝の提唱により、4年生が卒業制作に自画像を描く伝統が110年続いているという。作品はすべて大学が買い上げるため、作者本人もその後はその絵を観る機会はない。 現在、東京藝術大学大学美術館で開かれている卒業生たち自画像作品展を機に、その作品と描いた本人へのインタビューで構成した番組が制作された。 黒田清輝、青木繁、藤田嗣治、... ...続きを見る

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2007/08/25 13:34
パルマ―イタリア美術、もう一つの都
パルマ―イタリア美術、もう一つの都 最終日(8/26)直前になってしまったが、やっとPARMA(国立西洋美術館)に行った。 新日曜美術館で放送していた、パルミジャニーノの「ルクレティア」をどうしても観たかったのだが、他にも優れた作品が多く、見応えがあった。 パルマというと、ジュゼッペ・ヴェルディ、アルトゥーロ・トスカニーニ以外に思い浮かぶ対象がなかったし、コレッジョ、パルミジャニーノといった人たちについても私自身、これまで未知の画家だった。 今回、16〜17世紀にかけての美術をまとめて観て、やはりヨーロッパ(イタリア)に... ...続きを見る

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2007/08/24 22:47
「(もっと知りたい) クリムト〜生涯と作品〜」
東京美術社/NEO企画編集によるABCアート・ビギナーズ・コレクションの一冊。著者は成城大学の千足伸行教授(2006.12刊)。この「もっと知りたい」シリーズは、北斎、ピカソ、ダ・ヴィンチ、若冲などが既に出版されており、他に「すぐわかる」シリーズというのもあるらしい。 私はクリムトを始めとするウィーン分離派ファンであり、この本、書店の店頭で手に取って少し立ち読みしていたのだが、なかなか良くできていた(?)ので思わず衝動買いしてしまった。オールカラーで約80ページ。代表作はほぼ網羅されており、価... ...続きを見る

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2007/08/01 23:57
デュフィ展(鎌倉大谷記念美術館)
デュフィ展(鎌倉大谷記念美術館) 鎌倉大谷記念美術館で「デュフィ展」を観た。 去年の秋、大丸ミュージアム以来のデュフィ。 http://zauberfloete.at.webry.info/200609/article_15.html 鎌倉駅から西へ約10分ほど歩くと、閑静な住宅街、というより大邸宅が並ぶ林の中に大谷記念美術館がある。故大谷米一氏の個人コレクションを、遺族の意思で自身が居住した邸で公開することにしたという。アットホームな雰囲気で洒落た美術館だった。 入館者もほとんどいない静かで落ち着いた時間が流れ... ...続きを見る

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2007/07/26 18:58
インカ マヤ アステカ展
インカ マヤ アステカ展 「失われた文明〜インカ マヤ アステカ展」(上野・国立科学博物館)を観た。 私は以前から、エジプト文明以外では特に、マヤ文明に興味を持っており(造形、デザイン面で)、その種の展示は結構観てきた。前回もそう昔ではなく、やはり上野で観た記憶があるが、同じような展覧会が何度も行われるということは、やはりそれだけ日本での人気(?)が高いとも言えるのかも知れない。 私が最初にマヤ文明に興味を持ったきっかけは、パレンケのピラミッド内部の石棺に描かれたロケットのような乗り物に乗った人物(パカル王と言われる... ...続きを見る

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2007/07/25 18:47
オスロ
オスロ 旅の最後の街はオスロ。 雨が降ったり止んだりという不安定な気候の中、まずヴァイキング船博物館へ。 館内は観光客で超満員!20世紀になってから発掘され復元されたというヴァイキング船が展示されているのだが、その機能性、造船技術の高さはもちろん、それ以上に造形美、芸術的な美しさに魅了される。 続いてヴィーゲラン公園。グスタフ・ヴィーゲラン作の彫刻で埋め尽くされており、彫刻の数は200以上と言われる。表情や造形は何となく、有元利夫や舟越桂の作品を連想させる。 ...続きを見る

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2007/07/20 10:49
ねむの木のこどもたちとまり子美術展
ねむの木のこどもたちとまり子美術展 六本木ヒルズ/森アーツセンターギャラリーで6/1から7/1まで開催されている。 http://roppongihills.com/jp/events/nemunoki.html まだ観ていない方々はこの機会にぜひご覧いただきたいと思う。 モネ展も素晴らしかったが、この展覧会もそれと同じくらい、ある意味でそれ以上に心に残るものだった。 作品の一部は以下のギャラリーでも見ることができる。 http://www.nemunoki.or.jp/gallery/index.html 数週間... ...続きを見る

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2007/06/19 22:00
大回顧展モネ
大回顧展モネ Palazzo Contarini(1908) ...続きを見る

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2007/06/16 11:59
モディリアーニと妻ジャンヌの物語展
モディリアーニと妻ジャンヌの物語展          <大きな帽子を被ったジャンヌ・エピュテルヌ>1918年 ...続きを見る

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2007/06/03 19:38
レオナルド・ダ・ヴィンチ〜天才の実像〜
東京国立博物館「レオナルド・ダ・ヴィンチ−−天才の実像」を観た。 平日の開館時間(9:30)に行ったのだが、すでに長蛇の列。それでも入場制限まではされずに何とか入れる。入り口では厳しい持ち物チェックが行われており物々しい。 目玉の「受胎告知」。想像していたよりはやや小さい作品だったが、さすがに緻密というか密度の高い作品で素晴らしかった。人込みに押され気味でゆっくりとは観られなかったが、予想よりは少しゆとりがあったのでまあ仕方がない・・。 作品の部分的なズームの画像が併せて展示されていたが、... ...続きを見る

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2007/05/23 22:06
「パウル・クレーと愛の詩集」
プチグラパブリッシング社刊による世界の名詩集T(2007.1)。 ヘルマン・ヘッセやゲーテ、リルケ、ハイネ、アポリネール、ブレヒト、イェイツなど、それに高村光太郎、北原白秋、島崎藤村などによる詩、計28編がクレーの「天使」他の作品とともに収められている。装丁も美しかったのでつい購入してしまった。 私は、詩集というものをあまり読まない。この数年間で買ったのは宮沢賢治、イェイツの詩集くらいである。今回、翻訳ものも含めたさまざまな詩をじっくり読んでいて、詩というものはある意味で楽譜に近いのではとい... ...続きを見る

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2007/04/18 22:09
HAZAN
HAZAN 板谷波山は、日本の近代陶芸の開拓者であり、陶芸家としては初めて文化勲章を受章している。波山の作品には青磁、白磁、彩磁(多色を用いた磁器)などがあるが、その創作にあたっては造形や色彩などに一切の妥協をせず、完璧を期したという。 私が、波山の作品を初めて観たのは2001年の出光美術館での展覧会だった。たしか新日曜美術館で紹介され、その美しさに惹かれて出かけて行ったのを覚えている。特に、波山独自の手法である葆光彩磁(ほこうさいじ)による淡い光沢、パステルカラーのような色彩の柔らかさは、言葉では言い尽... ...続きを見る

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2007/04/17 22:47
「受胎告知」
「受胎告知」 新日曜美術館、レオナルド特集ということで、珍しく「ながら」ではなく真剣に観た。 「受胎告知」はもちろん知っていたが、番組では詳細でわかりやすい解説・分析が行われ大変興味深い内容だった。 特に、聖母マリアの右手の不自然さについて。アナモルフォーズ(anamorphose: 歪像画)という概念は知っていたが、言葉は初めて聞くもので、さらにレオナルド自身が実際にその技法を使っスケッチを残しているということも初めて知った(一説では歴史上初ともされているようだ)。そして、コンピュータ・グラフィックス... ...続きを見る

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2007/04/02 22:38
オルセー美術館展
オルセー美術館展 会期終了が迫っており、今までずっと忙しくてなかなか行けなかったのだが、やっと観ることができた。 オルセーには開館した数年後に行ったことはあるが、もう15年以上前のことで、ミレー、マネ、アングルらの作品くらいしか記憶に残っていない。当時は美術にそれほど詳しくなかったせいもあるが・・・。 さて、今回の展覧会、マネ:「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」、ゴッホ:「アルルのゴッホの寝室」、モネ:「ルーアン大聖堂」、ゴーガン:「黄色いキリストのある自画像」など、著名な作品を始め、主に油彩を中心とし... ...続きを見る

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2007/03/21 20:18
「よみがえる源氏物語絵巻〜平成復元絵巻のすべて〜」展
以前、NHKの特別番組が放送されており、この平成復元絵巻の話は知っていたのだが、18日の新日曜美術館を見ていたら現在そごう美術館で開催中ということを知り、横浜に出かけたついでがあったので寄ってみた。 実物大のオリジナル・デジタルコピー版、昭和時代の復元(模写?)作品、そして今回復元された作品の3つが並んで展示されており、その違いが誰の眼にもあきらかなほどのコントラストをなしていた。 先日観た東海道五十三次の平成復刻も見事なものだったが、今回の源氏物語絵巻は、それをはるかに上回る「別次元」の仕... ...続きを見る

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2007/03/19 22:37
ブリヂストン美術館&ポーラ美術館アネックス
ブリヂストン美術館&ポーラ美術館アネックス 久しぶりに会社を休んで午前中はゆっくり音楽(今日はシューベルト)を聴き、午後から出かけた。 まず向かったのはブリヂストン美術館。今開催中の「じっと見る〜印象派から現代まで〜」のチケットが当たった(いつ応募したか覚えていない)ので、久しぶりに京橋へ。 ブリヂストン美術館はもう何回も行っており、行けば必ず会える、ルノワール:「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」、モネ:「黄昏、ヴェネツイア」、セザンヌ:「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」といった私の特に好きな作品を始め、ルオー... ...続きを見る

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2007/03/14 20:55
カラヴァッジオVSレンブラント
新日曜美術館は毎週欠かさず見ているが、今回(1/28放送)はひさしぶりに面白かった。 テーマはカラヴァッジオとレンブラント。二人の絵画における「光」に焦点を当て、その対比を試みるという企画。 「レンブラントの光」を、スタジオのライトを斜め上部左から当てて実演したり、カラヴァッジオのやり方:モデルを使って実際に暗闇で燭光を当てるという実験は、いくら本で読んで知っていても、実際に見せられるとまったく納得せざるを得なかった。テレビというメディアの強みだろう。 あと、山本晋也:レンブラント派、壇ふ... ...続きを見る

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2007/01/29 22:31
有元利夫展
有元利夫展 検診の帰りにそごう美術館に寄り、開催中の有元利夫展を観た。 油彩作品のほか、素描、版画、立体など約130点の展示。平日の昼間だったせいか会場もすいており、ゆっくり鑑賞することができた。 「花降る日」、「春」、「厳格なカノン」、「ロンド」ほか、以前、弥生美術館や東京ステーションギャラリーで観た多くの作品と再会する。 http://zauberfloete.at.webry.info/200602/article_19.html 有元の作品は、そのジャンルや制作時期(ごく初期の作品を除き)に... ...続きを見る

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2007/01/20 10:02
有元利夫:「絵を描く楽しさ」
有元利夫:「絵を描く楽しさ」 2006年9月新潮社刊。既刊の「芸術新潮」2001.11、「有元利夫 女神たち」(美術出版社/1981)などの文章を増補、再構成したものとのこと。有元の作品が数多く収録されており、大変美しい本に仕上げられている。有元は、芸大卒業後、電通にデザイナーとして入社するが2年で退社、その後、「美の女神」を追い求めるようにひたすら描き続け、わずか10年、38歳で急逝する。「画壇の寵児」となった作品と生涯を、生誕60年を機にふり返る書。 http://zauberfloete.at.webry.info/... ...続きを見る

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2006/11/21 23:01
ウィーン美術アカデミー名品展
ウィーン美術アカデミー名品展 「ルネサンスから近代まで、クラナハ、ルーベンス、レンブラント」、というサブタイトルがついた美術展(損保ジャパン東郷青児美術館)。このコレクションは、女帝マリア・テレジアに仕えたランベルク伯爵から遺贈された絵画が基礎になっているという。 今回、私が最も観たかったのは、ルーカス・クラナハ(父)の「ルクレティア」。想像していたよりかなり小さな絵だったが、何とも言えない妖しさ、官能的なフォルムにすっかり魅了された。物憂げな表情、自らの胸を突き刺そうとする右手の剣、左手に持った薄いヴェール、S字型に曲げ... ...続きを見る

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2006/11/13 22:53
クリーブランド美術館展
クリーブランド美術館展 六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーで開催されているクリーブランド美術展を観た。 「女性美の肖像 モネ、ルノワール、モディリアーニ、ピカソ」というサブタイトルがついており、 日本初公開の50点を含む、選りすぐりの60点を紹介、という展覧会だった。点数は少なかったが、なかなか内容的には充実していたと思う。 ルノワールの「ロメーヌ・ラコー」、モネ自身、ずっと手元に置いていたという「赤いスカーフ、モネ夫人の肖像」、モディリアーニの「女の肖像」、マネの「ベルト・モリゾ」などを始めとする女性のポ... ...続きを見る

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2006/11/10 20:43
芸術新潮10月号 〜クリムト きらめく黄金の裏側へ〜
芸術新潮10月号 〜クリムト きらめく黄金の裏側へ〜 書店で立ち読みで済ませようと思ってしばらくページをめくっていたのだが、やはりこれは買わねばならないと思い購入した。 木島俊介氏による 「出世街道からドロップアウト」、「黄金職人のプライド」「画家と女と名声と」などの解説の間に、編集部による「ウィーン紀行:クリムトめぐり一週間」というなかなか興味深い企画がはさまる。この記事は今度(いつになるのかわからないが)ウィーンに行った時に使えそうである・・。そして第四章「夏だけの風景画家」、これが私にとって最も発見の多かった章。私はクリムトの風景画を大変好... ...続きを見る

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2006/10/04 23:02
ベルギー王立美術館展
ベルギー王立美術館展 ベルギー美術400年の歴史の展示、ということで久しぶりに西洋美術館に出かけた。 目玉(?)は日本初公開というブリューゲル父の「イカロスの墜落」で、会場の第一番目に展示されていた。絵自体はなかなか優れたものだったが、初めて観る者にとっては「イカロスはどこ?」という感じがしないでもなかった・・。 ブリューゲル、ルーベンス、ヴァン・ダイク、ヨルダーンスといった典型的なフランドル絵画が前半、緻密で豊麗なこのあたりの作品はどれも安心して鑑賞できる。後半は、私もあまり知らない19世紀の作品が並んでいたが... ...続きを見る

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2006/09/24 23:02
デュフィ展
デュフィ展 会社帰りに大丸ミュージアムに寄って「ラウル・デュフィ展〜美、生きる喜び 〜」を観た。 デュフィと言えば、海、サーカス・競馬場などの馬、ヴァイオリンなどをモチーフにした軽やかな色彩の絵がすぐに想い浮かぶ。今回も「旗で飾った船」、「黄色のコンソール」などいかにもデュフィといった作品が多く展示されており、リラックスして楽しめるものだった。デュフィの作品は、本当に明るく伸びやかで屈託がない。さらに、「フォルムよりも色彩の方が長く網膜にとどまる」という観点からの「フォルムと色彩の分離」も大きな特徴となっ... ...続きを見る

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2006/09/20 22:16
ペルシャ文明展〜煌めく7000年の至宝〜
夏はもう終わってしまったのだろうか?日曜のあの暑さが信じられない。今日は10月の気温とのことで肌寒いほどだった。 会社に行く前にちょっと上野に寄って東京都美術館「ペルシャ文明展」を観た。 「ペルシャ」、というと「ペルシャ絨毯」、「ペルシャ猫」という言葉を別にすると、世界史で学習したにもかかわらず、ゾロアスター教、アケメネス朝、アレクサンダー大王による征服、ササン朝、くらいしか思い出せない。ペルシャ=現在のイラン、とはいっても島国の日本とは違い、隣国はもちろん、ギリシャ、ローマ、エジプトなどい... ...続きを見る

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2006/09/13 22:08
「天地水 月光浴」:石川賢治 月光写真展
私は写真展というものにはほとんど行かない。が、石川氏の写真展は今回(大丸ミュージアム)が2回目である。満月のわずかな光(太陽光の46万5千分の1の光という)だけで撮影し、独自の世界を創り続ける写真家・石川賢治氏。 1984年以来、月光による写真の制作を20年以上続けている石川氏による、今回の写真展のメインは、新作のオーストラリアの大地、マダガスカルのバオバブの木、ガラパゴスのイグアナ、ゾウガメなどの作品。いつもながら、神秘的な深いブルーの世界は何ともいえない不思議な体験をさせてくれる。 そ... ...続きを見る

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2006/08/23 22:06
パウル・クレー展
8月20日までということなので、会社は休みにして川村記念美術館まで行ってきた。 佐倉からバスで20分、家から片道2時間以上かかるというのが難点ではあるが、この美術館は大変良い雰囲気のところである。数年前のモネ展以来、私は2度目。今日はそれほど暑くなくラクではあったが結構混雑していた。 誰の絵画が好きか、と訊かれたら、すぐに挙げられるのは、モネ、セザンヌ、マティス、それにクリムト(含むウィーン分離派)、そしてクレー。クレーは私にとって最も大切な人である。ちょうど音楽におけるモーツァルトのように... ...続きを見る

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2006/08/15 23:10
「広重 東海道五十三次のいろいろ」展(太田記念美術館)
月曜の午後、ずいぶん久しぶりに原宿駅で下車した。 原宿は渋谷以上に若い人たちばかりで、おじさん一人ではなかなか歩きにくい街である。太田記念美術館はメインストリートを神宮前方面に少し下り左に入ったところ、ラフォーレ原宿のウラあたりにあるのだが、周りの雰囲気とは全く異なる世界で静かなところだった。いきなり靴をスリッパに履き替えさせられるというのも初めての経験だったが、中にいる人たちが半分以上、外国の人たちということにも驚かされた。今や浮世絵というのは外国の人たちのものなのか・・。 テーマは、広重... ...続きを見る

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2006/07/20 22:53
甲斐庄楠音
この前の新日曜美術館で観た甲斐庄楠音の作品が忘れられない。 彼の名前はもちろん、あのような絵の存在すら私は知らなかっただけに、かなりのインパクトがあった。狂気と紙一重の作風は、他に類似のものを私はあまり知らない。田中恭吉も違うし、エゴンシーレ、ムンクとも違う・・。 番組では紹介されなかった他の作品はないかとネットで調べてみたところ、さすがに多くの情報が得られ、中でも「甲斐庄楠音 研究室」という充実したサイトが見つかった。 http://members.at.infoseek.co.jp/k... ...続きを見る

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2006/06/30 21:44
ルーブル美術館展
ルーブル美術館展とはいっても、サブタイトルにあるように、「古代ギリシャ芸術・神々の遺産」展である。大理石彫刻、石碑、陶器、工芸品などの約130点の展示。 東京藝大美術館の3階は、天井から太陽光が入るように設計されているのだが(これまで気がつかなかった・・)、今回のような大理石の白い彫刻を中心とした展示内容には大変効果的だと思う。そんなに天気は良くはなかったのだが、地下の展示室とは違う天井の高さと部屋全体の明るさ、それによる解放感・・。 「ライオン」や、アンフォラ、仮面など、ユニークで素晴らし... ...続きを見る

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2006/06/24 23:17
エコール・ド・パリ展
松岡美術館は、白金台の自然教育園のウラ、東大医科学研究所の向かいあたりにある。 この美術館は、故松岡清次郎氏による中国陶磁を中心にしたコレクションを公開したことに始まった(1975年)とのことで、当初は新橋、その後、2000年に現在の地(創立者私邸跡地)に移転したという。 今回、「エコール・ド・パリ展」が開催されているとのことで、久しぶりに(私は2回目)出かけてみた。展示の内容としてはシャガールのリトグラフ、ヴラマンクの油彩が中心で、ほかにもピカソ、デュフィ、ルオー、ユトリロなど、さらに私は... ...続きを見る

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2006/06/11 22:47
NHKBS「ルーブル美術館A」
ルーブルにはこれまで2回しか行ったことがない。 もちろん、十分な時間がなかったため、ざっとしか回ることができなかった。従って、このような番組は大歓迎である。 この番組は、昨年秋に放送されたらしいが私は見ておらず、連休中その再放送をやっており、何となく気軽に見始めたのだが、結局最後まで観てしまった。 ニケの修復、シャンポリオンによるヒエログリフの解析、ラ・カーズのコレクションなど、断片的には知っていたことがあらためて体系的に整理されて、納得という感じだった。本物の質感まで再現することはテレビ... ...続きを見る

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2006/05/09 20:55
赤坂見附あたり
私は赤坂見附に3年、四谷に4年間通ったので、あのあたりは遊び場(?)であったが、久しぶりに赤坂見附で下車した。四谷駅前の変貌に比べると、赤坂見附の方がまだ昔の面影はある。ベルビー赤坂は昔はなかったが、赤坂東急ホテル(現在は、赤坂エクセルホテル東急)はほとんど変わっていないし、プリンスホテルの新館は目を引くが、弁慶橋ボート場も健在、清水谷公園も変わっていない。 今回、ニューオータニ美術館に初めて行った。「カンディンスキー、クレー、マルク、ミュンター 青騎士の画家たち」展を観るためである。クレー:... ...続きを見る

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2006/05/04 19:01
プラド美術館展
連休中のせいか、上野はすごい人出だった。 家族連れ、カップルがほとんどで、一人でフラフラ歩いている人は少ない。が、そもそも美術展というのは一人で行くに限るし、楽器も持っていないので身軽だった。 さて、プラド美術展、やっと行くことができた。会場内も大変な混雑で閉口したが、私が出る頃は入り口に何十人も待ち行列ができており、早めに行って良かったと思った。 ティツィアーノ、ベラスケス、ルーベンス、ゴヤ、グレコ、ムリーリョなど・・。大半が、宗教画、肖像画、静物画などで、 第1章 スペイン絵画の黄金... ...続きを見る

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2006/05/03 21:05
レオナルド
(4月9日) 新日曜美術館も新年度になり、新キャスターとなった。 そのせいではないのだが、内容がレオナルド・ダ・ヴィンチということで、珍しく真剣に(?)観てしまった(いつもは、新聞を読みながらとか、掃除をしながらとか、いわゆる「ながら視聴」をしている)。 新聞や雑誌の場合、業界では通常、閲読(読んだ)と精読(すみずみまで読んだ)に分けて調査するのであるが、テレビの場合の視聴率というのは、単にテレビがONされていた世帯(または個人)の比率というだけにすぎない。従って、視聴の「質」、というもの... ...続きを見る

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2006/04/10 22:07
「パリを愛した画家たち」展
「パリを愛した画家たち」展(大丸ミュージアム)を観た。 20世紀初頭、パリに集まったエコール・ド・パリと称される画家たちの展覧会で、シャガール、ルオー、ユトリロ、ローランサンらに加え、藤田嗣治、荻須高徳、梅原龍三郎などの日本人画家たちの作品が約60点展示されていた。 著名な画家たちの作品は、知らない作品でもそれとわかるアイデンティティを持っており、また、それだけの説得力(?)を持っているのだが、今回感じたことは、(私の不勉強のせいか)知らない画家もたくさんいて、それぞれ素晴らしい作品を残して... ...続きを見る

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2006/03/10 21:55
有元利夫展
千代田区三番町というのは、東京の、ど真ん中にあるのだが、休日ともなると人通りはほとんどない。まして雨の日曜ともなると、地下鉄の半蔵門駅を出てからすれ違った人は2〜3人。一回来たことはあるのだが、ちょっと場所がわからなくなり迷っていたところ、すぐ目の前が小川美術館(彌生ギャラリー)の入り口だった。 http://www.yayoigallery.com/index.html 中は、予想外の人の多さに驚く。こんな日にわざわざ出かけてくるのだから、やはり(私を含めた)根強いファン層がいるのだろう。... ...続きを見る

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2006/02/27 22:17
須田国太郎展
東京国立近代美術館(竹橋)で開催されている須田国太郎展を観た。 http://www.momat.go.jp/Honkan/Suda/index.html 何回か前の新日曜美術館で紹介されていて興味を持ったのだが、実際に観てみるとやや地味ではあるが、なかなか独自の世界を持っている人であることを実感した。 須田の描く世界は、黒を基調とした、一言で表現すれば「暗い」世界なのだが、反面、暖かみがあり、包み込まれる暗さとも表現できる。 有名な「犬」や、「アーヴィラ」も大変素晴らしい作品だったが、... ...続きを見る

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2006/02/19 17:37
パウル・クレー展
大丸ミュージアムで開かれている「パウル・クレー展」を観た。 http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/index.html クレーは、数年前、鎌倉の近代美術館で開かれた展覧会以来で、久々の再会。私はかなりクレーが好きだが、今回のサブタイトル〜線と色彩〜の通り、やはりクレーの魅力はそれに尽きると思う。 限定された世界での、微妙なグラデュエーションと絶妙な色彩の配置。そして、一方で天使のシリーズに代表される単純な線によるデッサン。いずれにして... ...続きを見る

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2006/02/17 21:33
大型本
先日、近くの図書館で日本現代版画「清宮質文」(玲風書房1992) http://www.reifu.co.jp/hanga/hangaFrameset.htm を借りてきた。 この本の存在はもちろん知っていたが、高くて手が出なかったのと置き場所にも困ると思って購入していなかったのだが、実物をじっくり見ていて、やはりこれは購入したいと思えてきた・・。 清宮の画集は、小田急百貨店での展覧会の図録を始め、何冊かは持っているのだが、これほど大きなサイズ(348mm×273mm)の本は持っていない... ...続きを見る

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2006/02/09 22:15
ミヒャエル・ゾーヴァの世界展
私自身、彼の名前を「ちいさなちいさな王様」で知って以来、何となく気になっていた存在だった。 銀座松屋で開かれている展覧会が終了間近なため出かけてみた。予想に反し、会場は超満員。それも若い人たちが圧倒的に多く、意外な人気に驚く。 ルソーを思わせるきっちりピントが合ったカラフルな絵、クールベ的な暗さ、コロー風の森。が、この中に特徴的な動物がいたり、ちょっとシュールで風刺のきいた味付けがなされている。 もちろん、絵本の挿絵・装丁、さらには「魔笛」の舞台衣装まで手がけていたりと、多彩な活動と作風を... ...続きを見る

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2006/01/23 12:34
長谷川潔展
たまたま、横浜美術館のサイト http://www.yma.city.yokohama.jp/exhibition/2005/special/04_hasegawa/index.html を見ていたら、「銅版画家 長谷川潔展」と出ていたので、健康診断の帰りに寄ってみた。 私は、銅版画家の駒井哲郎、浜口陽三、それに木版画家の清宮質文の大ファンなのであるが、お恥ずかしいことに長谷川潔の名前は知らなかった。 今回、初めて長谷川の作品を観たが大変感銘を受けた。 油絵、水彩もごくわずか展示されて... ...続きを見る

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2006/01/20 17:12
クリムト:「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像」
昨日の新聞に依れば、グスタフ・クリムトの代表作「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像」が、絵のモデルの親類で、米カリフォルニア州に住む女性マリア・アルトマンさんに返還されることになった、と報じられている。 http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060117it14.htm 歴史上の過ちは正されるべきであり、裁判所の決定もおそらく正しい。原告の女性の主張も認められ、万事丸く収まった・・、とは思う。 が、しかし、何となく割り切れない何かが... ...続きを見る

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2006/01/19 22:07
「葛飾北斎−富嶽三十六景」展
江戸東京博物館の「葛飾北斎−富嶽三十六景」展に出かけた。 木・金曜は20時までということだったので、会社の帰りに行ったのだが、広い会場に10人程度しか観客(?)がおらず、ゆっくりとたっぷり時間をかけて静かに観ることができた。 昨年、上野で開催された「北斎展」も、金曜の夜は20時までということで金曜に行ったのだが、開期終了近くだったせいか30分以上待たされ、おまけに会場内も超混雑状態で、ゆっくり観ることができなかった。それに比べれば今回は別世界。やはり、美術展というのは空いている状態でゆっくり... ...続きを見る

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2006/01/13 23:05
ポーラ美術館の印象派コレクション展
箱根のポーラ美術館にはなかなか行く機会がなかったが、今回、Bunkamuraザ・ミュージアムで印象派コレクション展が開催されているので出かけてみた。 休日のワリにはそれほど混んではおらずゆっくりと鑑賞できた。モネ、ルノワール、セザンヌといったところが充実しており、個人的にはやはりモネ。ルーアン大聖堂や国会議事堂、睡蓮ももちろん素晴らしかったが、今回の収穫は、「グラジオラス」という1881年の作品。同様の大きさ・構図の作品が2点あったがどちらも素晴らしく、極めて印象に残った。あれはぜひもう一度観... ...続きを見る

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2006/01/09 16:58

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