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zoom RSS モーツァルト:セレナーデ ニ長調K203(189b)

<<   作成日時 : 2008/07/17 22:23   >>

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先日の練習時、我々のオケの練習場所は3階だったのだが、4階では某マンドリン団体の練習が行われていた。外を通った時に確かに聴き覚えのあるメロディが演奏されており、その時はどうしても思い出すことができなかったのだが、家に帰ってからやっと思い出すことができた。
モーツァルトのセレナーデニ長調K203と聞いてすぐに思い出せる人は相当なマニアと思うが、マンドリン楽団がやっていたのはこの曲の1つめのメヌエットだった。
この曲の成立は、1774年8月(モーツァルト18歳)ザルツブルク。フルートと持替え(!)のオーボエ、ホルン、トランペット各2、ファゴット、弦楽5部に独奏ヴァイオリンが加わるという編成で、3つのメヌエットを持つ計8楽章という大規模な作品。さらにK237の行進曲もこの曲に付随した曲とされている。
I..アンダンテ・マエストーソ-アレグロ・アッサイ:疾走するアレグロが快い。
II.アンダンテ:独奏ヴァイオリンが優美なメロディをしっとりと歌う。
III.メヌエット:弦楽器だけで始まるメヌエット、トリオにおける独奏ヴァイオリンの跳躍するパッセージ。(マンドリン合奏で聴いたのはこの楽章のトリオ)
IV.アレグロ:ここまでの3つの楽章はまさにヴァイオリン協奏曲。調性的にもK207のコンチェルトとはひじょうに近い関係。アルトB管ホルンが大活躍する。
V.メヌエット:2つめのメヌエット。トリオはフルート、ファゴット+弦楽器という珍しい編成。
VI.アンダンテ:オーボエが活躍。ホルンはD管・G管各1本ずつというユニークなもの。
VII.メヌエット:特徴的なリズムによるメヌエット。オーボエによるニ短調の印象的なトリオ。
VIII.プレスティッシモ:きわめて華やかな終曲。

さてこの曲、CD時代になってからは、
○ズーカーマン=イギリス室内O(CBS/1974)
○コレギウム・アウレウム(deutsche harmonia mundi/1983)
○マリナー=アカデミー室内管弦楽団(PHILIPS/1986)
○ハーガー=オーベルニュ室内O(DENON/1988)
○ネラト=ザルツブルク室内O(NAXOS/1990)ほか
いろいろなディスクが入手できるようになったが、以前はボスコフスキー=ウィーン・モーツァルト・アンサンブルによるLPがこの曲の唯一のもので私のとびきりの愛聴盤だった(ワールト=ドレスデン盤もあったような気もするが・・)。
独奏ヴァイオリンは故アルフレート・シュタール。コンマスでもない人がなぜソロを?、と当時は不思議に思ったものだったが、シュタールという奏者の偉大さを知ったのはずいぶん後になってからのことだった。ここでのソロはとにかく素晴らしい・・。録音は1967年3月、ウィーン・ソフィエンザール。このディスクは、DECCA/SXL6330というNoを持っており、フィルアップには、ローラント・ベルガーによるロンドK371が収められている。その後、K203はCD化されたが、このロンドは未だにCD化されていない。おそらく、世界中で最もCD化が切望されている音源だろうと確信する。

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モーツァルト:ロンド変ホ長調K371
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