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先日の新日曜美術館(舘野泉氏の演奏に加え、「青」に焦点を当てた良い企画だった)を観て、「東山魁夷展」もあとわずかということを知り、会社の帰りに竹橋 国立近代美術館に寄った。生誕100年ということで、東山氏とカラヤンは同年(1908年)生まれだったということを初めて知る。 木、金、土曜は20時までということなのでそれほど混んでいないのでは、という楽観的な観測で会場に着いてびっくり。チケットを買うだけで長蛇の列。会場内も大変な混雑であまりゆっくり観ることはできず残念だった。客層(?)は大半が平日の昼間でも来ることができそうな方々・・。「時間のある方々はなるべく昼間に観ていただきたい、サラリーマンは夜しか来ることができないので・・」、と勝手ながらひそかに思う。 今回は101点の作品、スケッチ・習作53点という大規模な展示で、模索の時代、東山芸術の確立、ヨーロッパの風景、日本の風景、街・建物、モノクロームと墨、おわりなき旅、という7つのテーマの切り口で構成されていた。 私が最も好きな東山の作品は以前から「年暮る」なのだが、残念ながら当作品は長野会場のみの展示とのことで観ることができなかった。 久しぶりに東山の作品をまとめて観た印象は、大好きな作品とそうでもない(と言っては失礼だが・・)ものがはっきりとしている、ということ。概して言えば、緻密に描き込まれており、モノトーンに近い作品の方が私の好みに合うようで、「残照」、「白夜光」、「晩鐘」、などは特に印象に残った。 東山の場合、個別の作品を単独に観てももちろん素晴らしいのだが、北欧、ドイツ、オーストリアなどを題材にした一連のヨーロッパもの、京都シリーズなどは、自身によるエッセイも含んだ作品群全体としてとらえる見方も必要なのではとあらためて思った。 |
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